レコフレーム ストーリー

私が、最初に出合ったアルミフレームシステムは、ドイツで開発された製品でした。私は、その優れた構造や、バリエーションの多さに驚かされ、何よりもアルミプロファイルの可能性を徹底的に追及する、その開発思想に感激しました。
当時、国産も幾つかの製品がありましたが、その多くがLブラケットで接続する単純な構成で、さしたる工夫の感じられない製品ばかりでした。ドイツ製フレームを自動機や検査機の構造に活用していく中で、私は、アルミフレームの最も重要な要素は接続手段であり、もっと優れた方法があるはずだと感じ、考え始めました。
テーマは、「シンプルで強度があり、内部で接続できること」。その結果生まれたのが【Tロック結合】です。当時のユキ技研は7人程度のスタッフで運営する小さな会社でしたが、【Tロック結合】の有用性を確信して商品化したのが【LECOFRAME】でした。
Tロック結合は、Tロックの強度とアルミフレームの強度がほぼ一致しており、引張テストに於いてもTロックが破壊される場合とフレームが破壊される場合があります。そういった意味で強度バランスに優れた理想の接続手段と言えます。新製品の鋼製Tロックは、フレーム強度を遥かに上回っており、強度テストでは必ずフレームが破壊されます。また従来品の、亜鉛ダイカスト特有の不安定さが解消され磐石な接続手段になりました。
LECOFRAMEは、LECOFRAMEの良さを知って頂いているお客様に支えられて、発展してきました。これからも理想のアルミフレームシステムを目指し、努力を続けたいと思います。
これまでLECOFRAMEを支持してくださった方々、これからも支持してくださる方々に深く感謝いたします。
  
ユキ技研株式会社 代表取締役 高木康之

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